【金本監督アニキトーク3/25】 スカッと打って終わりたかった…でも相手投手(山岡)がよかったね
(オープン戦、オリックス1-1阪神=九回規定により引き分け、25日、京セラ)
――大山には一発が出たが、全体的には
「もちろん最後だからスカッと打って終わりたかったけど。ま、でも、相手投手(山岡)がよかったね。いい投手やね」
(続けて)
「1ついうとすれば、打とう打とうとしすぎている。2ストライク後の打撃がね。昨年から言っている粘りというか、2ストライクと追い込まれたら打つことよりも三振しないで、とにかくバットに当てる、と。で、合えばヒットになればラッキーという感覚でね。これだけ打てんとなれば悪循環でね、2ストライクと追い込まれてからもカーンと打とうとしすぎているから、余計、やられるパターンが多いね。そこらへんのメンタルの調整というのは、これはシーズンに入ってしていきます」
――高山に積極性が
「積極性もあったと思うけど、きょうは球種も多い投手だし、対戦していかないと慣れるのしんどいわ」
――ロサリオは外角変化球の見極めに苦しんでいる
「いや、まぁ、ストライクゾーンのアレ(違い)もあるでしょうし、まだまだ。そんな…1回1回、毎日毎日なんかいいよったら、キリがないわ(苦笑)」
――2勝12敗2分け。振り返ると
「どうかなぁ。先発の頭数というのがテーマで、きょうも秋山が締めてくれて、藤浪も最後きてくれて、メッセも上がってくれて、下(2軍)では高橋遥なんかもいい球を投げてくれていたみたいだし。思っていたより、ちょっと上がり目があるのかな、と。リリーフに関しては3人が全員いい球を投げてくれていたんでね」
――ファンは心配しているが
「そんな(苦笑)。もうええがな、毎日、毎日、そんな…」
――やりたいことはできた
「先発がどれぐらいそろってくるかな、と。あと、リリーフが昨年通りいってくれるかな、と。球児は昨年よりいいね。石崎ももちろん昨年よりいいし」
――球児は球威がある
「スピン量が増えているような感じがするね。最後、中島のアレもいいところに決まりすぎて、ライト前にいってしまったけど」
大山(八回にソロ本塁打)「今日は一本出たけど、それまでがひどかった。悪い時も悪いなりの打撃ができないといけない」
大山の一発について阪神・片岡ヘッド兼打撃コーチ「いい感じで捉えてもフェンス手前で失速する打球が多かった中で、真っすぐを、大山らしいスイングだったしね。『0』だった中で最後の最後に出たね。これを開幕へつなげてくれたらいい」
阪神・香田投手コーチ(秋山に)「体のしなりが出てきたことで球の走りが良くなった。修正能力があるのは頼もしく思う
同点の九回に登板し、1回を1安打零封の阪神・藤川「(オープン戦で)いろんなシチュエーションで投げられた。気持ちを高めていくだけ」
3打数無安打、オープン戦打率・136で20年目のシーズンに入る阪神・福留「けがなくこれているし、残りの期間でしっかり調整して、(開幕に)臨みたい」
4打数無安打1三振で、オープン戦は11試合で打率・067(30打数2安打)で終わった阪神・鳥谷「全然、打てていないので打てるように頑張ります」
4番(二軍)で出場しマルチ安打の阪神・板山「真っすぐを1球でとらえられるようにという課題を持っていた。それができたのでよかったです」
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